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本郷神社例祭

大三国夜空を焦がす

本郷神社例祭

 豪快な大三国が人気の飯島町本郷の本郷神社例祭は1日夜、本郷第4耕地年番で壮大に繰り広げられた。昼間はしし練りを披露し、夜は打ち上げ花火と大三国の打ち上げ。境内を埋め尽くした見物客は、夜空を焦がす光と音、火の粉の舞に熱狂した。
 午後9時、約30人余の厄年の男女がそろいのはっぴ姿で、玉箱を担いで境内に繰り出し、ほどなく、全ての灯りが消され、やみと緊張に包まれた境内で、突然、数百本の爆竹を
一度に鳴らしたような爆発音とともに、綱火が走り、「厄払」の焼き文字が浮き上がり、そして消え、境内を揺るがすごう音が響き渡り、小三国の点火、間を置いて、ナイヤガラ、大三国に点火。噴き出す火の粉で「春夏秋冬」を描いた。
 情け容赦なく降り注ぐ火の粉を浴びながら、競い隊は玉箱をたたき、おんべを振って「わっしょい、わっしょい」と気勢を挙げ、年番耕地の心意気を見せつけた。

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