戸台の化石学習会
アンモナイトなどを発見
アンモナイトなどの化石を採集、観察する「戸台の化石学習会」が、9日伊那市長谷戸台で行われた。
9日は、上伊那を中心に60人ほどの親子が参加した。
長谷地区の戸台では、1億2000万年前・中生代白亜紀の化石などを観察する事が出来る。
参加者は、かなづちを使って石を砕き、化石を探していた。
主催しているのは1986年に発足した戸台の化石保存会で、学習会は今回で69回目を数える。
子供達は、化石保存会のメンバーに石から出た模様が化石かどうかを確認していた。
子供達は、「化石がまだ見つかっていないので悔しい」「アンモナイトを発見したのでうれしい」などと話していた。
戸台の化石保存会副会長の北村建治さんは、「戸台の化石収集場は、貴重な資料の産地。地元の人達が関心を持って、理解を深めて欲しい」と話していた。
化石保存会では、戸台から産出される化石を乱掘などから防ぐため、採取しても持ち帰らない事をルールとしている。
これまでに採取した化石は、全て長谷公民館内にある資料室に保管していて、9日子供達が発見した化石も資料館で管理される。