【カメラリポート】みのわ手筒会 向山恵さん
夏の夜空を彩る花火。
今年もみのわ手筒会による手筒花火が25日、箕輪町の天竜公園で行われた。
みのわ手筒会は、まちづくりの活性化につなげようと平成14年に発足した。
会員40人のうち4人が女性だ。
このうち今年で会に入り6年目の向山恵さんは、手筒会のメンバーが法被を着ている姿に憧れて会に入った。
「ただ法被に憧れてしまったので、花火はその次だった。力仕事などできないこともあるけれど、できることを自分で見つけてやったりして、花火を打ち揚げられるので、その充実感はある」
花火大会当日、悪天候の中準備が進められていた。
みのわ手筒会では、会員皆が協力して準備をする。
唐澤修一会長は、「男女一緒にやるということで隔てなく作業させるので、彼女にとっては大変かと思う。けれど、逆に女性にとってみればそのほうがいいという声なので、本当に男の人も女の人もなく活動してもらっている」と話す。
心配された雨も上がり花火大会が始まった。
天竜公園では仕掛け花火など9つのプログラムが行われ、訪れた大勢の人たちが花火を楽しんでいた。
最後は、手筒花火で締めくくりとなった。
「気持ちいいです。揚げる前はドキドキですけど、心臓が飛び出しそうで…。でも打ち揚げた瞬間はもう気持ちがいいの一言です」
向山さんも男性に交じって花火を揚げた。
「結婚しているので、もしこれから子どもを産んでも、その後打ち揚げをして、子どもと一緒に打ち揚げできればと思う」と話す向山さん。「手筒花火を通して多くの人達に笑顔や感動を与えていきたい」という。