釈迦内柩唄 10月に伊那で公演
実行委員会が初会合
人の死を通して、命の尊厳や人々の絆を描いた映画「おくりびと」。
もうひとつの「おくりびと」ともいわれている舞台「釈迦内(しゃかない)柩(ひつぎ)唄(うた)」が、10月に伊那市で公演される。
21日は公演に向け、実行委員会の初会合が開かれ、主人公の「ふじ子」を演じる有馬理恵さんが、舞台の一部を一人劇で演じて見せた。
釈迦内柩唄は、東京の劇団「希望舞台」が公演1000回達成を目指して全国各地で公演している。
ストーリーは、秋田県の火葬場の末っ子として生まれた主人公のふじ子は、戦争に行ったきり帰って来ない兄や、家業を嫌って家を出て行った姉たちに変わり家業を継ぐ。
その仕事から、ふじ子は周囲から忌み嫌われながらも、人の魂を最後に送り届ける仕事を通して、家族との絆や命の尊厳、ひとの生死とは何かなどを感じていくというもの。
公演は10月15(木)の午後3時からと午後7時からの2回、行われる予定。
会場は伊那市のいなっせで、チケットは1枚3千円となっている。
詳しくはグリーンファーム(TEL74竏・351)