伊那スキーリゾート後継会社決定
今期から営業再開
昨シーズンから営業を休止している伊那市西春近の伊那スキーリゾートの後継会社が決まり、今シーズンから営業を再開することが決まった。
26日伊那市役所で開いた定例記者会見で、小坂樫男伊那市長が明らかにした。
新たに営業を請け負うのは白馬村の株式会社クロスプロジェクトグループ。同社はスキー場やスポーツ施設、飲食店の運営を全国展開している。
契約は地権者とヤマウラの間で行われ、クロスプロジェクトグループはヤマウラから営業の譲渡を受けた。
クロスプロジェクトグループの辻隆社長は「伊那スキーリゾートは立地、雪質など非常に魅力のあるスキー場。なくしてしまうのはもったいないと思いヤマウラに話を持ちかけた」と話す。
伊那スキーリゾートは、これまで駒ヶ根市の株式会社ヤマウラが経営してきたが、集客数が毎年減少していて、経営状況が厳しいことから昨シーズンから営業を休止していた。
これまで営業してきたヤマウラは「伊那市をはじめ、地元のみなさんに喜んでもらえ、当社としても非常に喜んでいる」とコメントしている。
伊那スキーリゾートは今年12月から営業を再開する予定で、子どもに楽しんでもらえるよう小学生以下のリフト料金無料の日を設けるほか、モーグル専用のコースを設置するなど誰でも楽しめるスキー場を目指すという。
辻社長は「みなさんが楽しめる環境を準備していくので、ぜひ足を運んでスキーやスノーボードの楽しさを味わってください」と話している。