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リニア説明会

リニア説明会

 JR東海は1日、県内5地区の期成同盟会を対象に、2025年東京名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線のルート別の試算結果について、3回目の説明会を松本市内で開いた。
 説明会は、県の要望で地域との情報共有を目的に開かれ、上伊那や諏訪など県内5つの期成同盟会の関係者約220人が出席した。
 今回は、JR東海が7月下旬に公表したリニア開業後の運営の目安となる輸送需要や支出の維持運営費設備更新費の試算結果について説明した。
 JRの説明によると、伊那谷を通るBルートは、南アルプスを貫くCルートと比較し60キロ長くなり、年間で290億円維持コストが増し、利用者は1割程度少なくなるという。
 終了後に上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、「JRからルートについては最終的に法律に基づいて決めるとの説明があり一歩前進したかと思う。しかしJRの説明はCルートありき。Bルートが県内にもたらす経済的効果について検証するよう県に求めていきたい」と話していた。

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