リニア上伊那期成同盟会総会
県内Bルート推進「同一歩調」を決議
リニア中央新幹線の早期建設実現を目指す上伊那地区期成同盟会は、3日、Bルートでの建設実現を県内同一歩調で推進していけるよう、国や県などに要望していくことを決議した。
3日は、上伊那8市町村や経済団体など期成同盟会を組織する34団体の代表らが集まり、総会を開いた。
同盟会の会長を務める上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、「JR東海が工事費などを示しているが、積算根拠もデータの開示もなく、納得できるものではない。全員が一丸となり、Bルートの早期実現に向けて決議を頂きたい」と挨拶した。
総会では、「県がリーダーシップを発揮する中で、関係市町村や団体がBルート建設促進に向け、同一歩調で推進活動を展開できるよう、国や県に対し、積極的な運動を展開する」ことなどを決議した。
決議は、総会で毎年行われていて、今年は新たに、県内「同一歩調で」という文言が付け加えられた。
同盟会では、諏訪地域の期成同盟会と歩調を合わせながら、国や、県、県議会に対し、できるだけ早い時期にBルートでの実現について要望を行いたい考え。
なお、総会では、沿線9都府県でも名称が変更されているとして、これまでの「リニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会」から、「リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会」と名称を変更する案が示され、承認されている。