箕輪町上古田で福祉避難訓練
箕輪町は5日、東海地震を想定した総合防災訓練を実施し、モデル地区となっている上古田区では避難用のマップを使った訓練が行われた。
寝たきりの高齢者や障害者など、要援護者の避難を想定した「福祉避難訓練」が初めて行われた。
今回福祉避難訓練のモデル地区に指定された上古田区では、災害時に援護が必要な人の家、支援できる人の家、集合場所などを記した「災害時住民支え合いマップ」を平成19年度に作成していて、今回はこれに沿って避難が行われた。
支援者は要援護者の家に行って声をかけ、要援護者を車いすに乗せると地区の避難場所となっている上古田公民館に向かった。
このほか地区住民も常会ごと決められた一時避難場所に集まり、人員確認をしてから公民館へと向かった。
公民館には約200人の住民が集まり、常会ごと人員報告をしていた。
箕輪町では今後、上古田以外の地域でも福祉避難訓練を実施して、住民同士が支え合える環境作りをしていきたいーとしている。