信大ヤマブドウが農商工事業採択
ヤマブドウの生産・加工などを通じて、農商工連携を担う人材を育成しようという信州大学農学部の事業が、農商工連携等人材育成事業に採択された。
農商工連携等人材育成事業は、全国中小企業団体中央会が本年度から実施しているもので、農林業と商工業の両方の経営に必要な知識を学ぶ事業を支援し、農商工連携の核となる人材を育てることを目的としている。
今回採択された農学部の事業は、現在特産品化を目指して伊那市とともに研究を進めているヤマブドウが核となっていて、これまで取り組んできた研究の成果を検証する狙いもある。
事業では、ヤマブドウに関心のある農家などを募り、10月からおよそ2カ月間、研修を行う。
講義と実習を交えながら、ヤマブドウの栽培からワインの醸造などを実際に体験する。
また、市場でどんなニーズがあるかを検証するため、東京のリサーチ会社に委託して、マーケティング調査も行う。
受講者の募集はすでに始まっていて定員は50人、受講料は無料。
講義、実習とも、すべて受講する必要はなく、受けたい講義のみ受講することができる。募集締め切りは今月25日まで。
詳しくは信州大学農学部へ。