直江津遭難慰霊の日
搏美六人力会が冥福祈る
67年前の修学旅行で、高波にさらわれ海で亡くなった5人の冥福を祈ろうと、13日、箕輪中部小学校の慰霊碑前に当時の同級生が集まり手を合わせた。
13日は、当時の同級生でつくる搏美六人力(うつみろくにんりき)会のメンバー20人程が慰霊碑前に集まり、読経などを行った。
修学旅行での事故は、今から67年前の昭和17年9月13日に起こった。
中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の6年生が、新潟県直江津の海を訪れたところ、高波にさらわれ5人が死亡したもの。
以来、同級生は、当時の牛沢搏美(うつみ)校長から名前をとり、亡くなった5人と自分自身を合わせて「搏美六人力会」をつくり、毎年、事故のあった日に慰霊碑前で、冥福を祈っている。
会のメンバーは、今年で79歳になります。
田中文平(ぶんぺい)会長は、「事故以来、同級生同士の絆が強くなり、今も変わらず続いているが、会の高齢化も進んでいる。これからは、自分自身の健康にも気をつけながら来年も集いたい」と話していた。