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役場で防災訓練

初の煙り体験も

役場で防災訓練

 飯島町役場は30日、約60人が参加し、役場防災訓練を行った。
 「食堂付近から出火した」の庁内放送が流れ、職員は非常持ち出し袋に重要書類などを詰め、避難場所となった、防災倉庫前に運び出し、避難した。
 人員確認に続き、南消防署の後藤英典さんの指導で、消火器と消火栓による初期消火訓練。引き続き、パイプハウスに煙りを充満させて、煙体験。
 口にハンカチなどを当てて、ようやく出口にたどりついた職員は「全く見えない、不安を感じた」と感想を。 後藤さんは「火事で焼死する人は少ない。ほとんどが有毒ガスを吸って、動けなくなり犠牲になってしまう。煙りは毎秒3メートルのスピートで上昇する。逃げる時は湿らせたハンカチを口に当て、姿勢を低くして、横に移動するといい。自分の身は自分で守るが基本。自分が守れないようでは人を助けることができない」と話した。
 また、高坂町長は「一朝有事の際、どのような行動をとったら良いか、日ごろ、念頭に入れて置くように」と気を引き締めさせた。

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