地裁伊那支部建設候補地など伊那市長が長野地裁に回答
伊那市が、移転新築を求めている長野地裁伊那支部について、小坂樫男市長は30日、建設候補地の用地取得の見通しなどについて長野地方裁判所に回答した。
酒井茂副市長らが同日、長野地裁を訪れ、事務局長に回答書を手渡した。
長野地裁は、伊那市が建設候補地として挙げている上農高校定時制の土地が取得できるかどうかの見通しが定かではないとして、30日までにその回答を求めていた。
回答では、用地取得について▽県の利用が優先されるため用地取得ができるとの確証はないが、移転用地として伊那市が取得できる可能性は高いとみていること▽取得方法については、伊那市が予算計上した上、県から用地の譲渡を受け、現裁判所と交換すること▽移転した場合の現裁判所の跡利用については宅地や公園の整備などを考えていること竏窒`えた。
長野地裁では、この回答を受け「内容を検討していきたい」としている。