各地で秋祭り
西春近諏訪神社例大祭
10月に入り、秋まつりシーズンを迎えた。
3日は、各地で神社の例大祭などが行われた。
伊那の御柱で有名な西春近諏訪形の諏訪神社では、五穀豊穣、区民の安全を祈願する秋の例大祭が行われている。
3日が宵祭り、4日が本祭り。
参道から境内にかけて、伝統の獅子曳きが古式にのっとって奉納されていた。
諏訪神社は、応永元年(1394年)の創立、1427年の大洪水で現在の位置に遷されたとされていて、建御名方の命、天照大神などを祭神とする。
本殿の周囲には、4本の御柱が建てられていて、諏訪大社と同じく6年に一度、里引きと建て御柱が行われている。
4日の本祭りでは、長持ちが区内を巡回し、獅子舞が奉納されることになっている。
坂下祭り子供みこし
伊那市坂下区の坂下神社では、五穀豊穣や商売繁盛を祈願する、秋の例大祭が3日から始まり、子供みこしが地区を練り歩いた。
天狗に扮した子供を先頭に、小学生やその保護者およそ30人が参加して地区を練り歩いた。
この子供みこしは、地元の坂下神社の例大祭を盛り上げようと、坂下子供育成会が毎年宵祭りに行っている。
子供たちは、太鼓と笛の音に合わせ、区内およそ4キロを回った。
坂下神社例大祭は、3日の宵祭りと4日の本祭りの2日間で、女子児童による浦安の舞いが奉納されるほか、みこしの練り歩きも予定されている。
坂下子供育成会では、「市街地で子供が減っていく中、季節の行事を通して、地域への愛着を深めてほしい」と話していた。