週末 秋まつりで賑わい
北福地 諏訪社奉納演芸大会
3日、4日の週末、上伊那各地では五穀豊穣や家内安全などを祈願する秋祭りが行われた。
このうち伊那市富県の北福地では祭り恒例の諏訪社奉納演芸大会が3日、北福地集落センターで開かれた。
演芸大会は100年以上続く地区の伝統行事で、集落センターに作られた特設ステージでは常会や芸能保存会などが踊りや太鼓等20の出し物を行なった。
各常会ではお盆が過ぎると演芸大会に向けた練習を始めたと言う事で、ある出演者は「練習の時間が近所のコミュニケーションの場となり楽しく出来た」と話していた。
北福地は約290戸の集落で、この日はおよそ300人が集まり演芸大会を楽しんだ。
演芸大会の責任者、北福地祭事会の吉澤豊会長は、「手作りで大変な部分もあるが子供達の良い思い出になってほしい」と話していた。
富県 八幡社で弓と太鼓の奉納
伊那市富県の宮ノ花八幡社で4日例大祭が開かれ、弓と太鼓が奉納された。
宮ノ花八幡社は富県の貝沼区、桜井区、北新区の氏神様として900年以上前から祭られている。
毎年この時期に例大祭を開いていて、今年は初めて地元の太鼓グループ「天伯太鼓」の演奏で太鼓が奉納された。
また一年置きに行っている弓の奉納では、神主に続き氏子総代や区の役員などが順番に弓を引き、五穀豊穣やこの一年の無事に感謝した。
富田神社秋まつり
箕輪町の富田神社で4日、秋祭りが開かれた。
この日は家族連れなどが訪れ、出店や催しなどを楽しんでいた。
富田神社の秋祭りはしばらく行われていない期間があったが、地区の伝統を子どもたちに伝えていこう-と富田区の経営者らで作る「経営友の会」が8年前に祭りを復活させ、それ以来毎年行うようになった。
今年は催しを充実させ、地区内外の6団体が踊りや演奏などを披露した。
下平洋八実行委員長は「まだまだ未熟だが年々充実させ、良い祭りにしていきたい」と話していた。