美篶世代間交流施設安全祈願
伊那市の美篶保育園の隣りに建設される美篶世代間交流施設の安全祈願祭と起工式が6日、現地で行われた。
式には、市の関係者や建設業者など30人が出席し工事の安全を祈願した。
この美篶世代間交流施設は、老朽化に伴い取り壊された老人憩いの家美篶荘にかわる施設で、地域の高齢者の憩いの場として利用する。
建物は木造平屋建てで、床全面をバリアフリー化するほか、手すりを施設全体に設置する。
また、美篶保育園と廊下をつなぎ、主に施設を利用するお年寄りと園児が交流する。
総事業費は約6千万円となっている。
式の中で小坂樫男市長は、「市の高齢化率は25%。もう少しすれば3人に1人が65歳以上の高齢化時代を迎える。この施設が高齢者と園児の世代を超えた交流の場になれば」とあいさつした。
この美篶世代間交流施設は来年3月に完成する予定。
また、建物の愛称については地区住民が意見を出し合い決めるという。