子守唄フォーラム
親子のきずなを呼び戻すきっかけをつくろうと11日、子守唄フォーラムが伊那市で開かれた。
このフォーラムは、当時伊那保健所の所長だった小林美智子さんの呼びかけに賛同した市内の保健士などで集まる子守唄を地域に広める会実行委員会が開いた。
フォーラムでは日本子守唄協会理事長の西舘好子さんによる講演や「子育てと子守唄」をテーマにした対談などが行われ、会場となった「いなっせ」にはおよそ250人が訪れた。
この日はほかに、子守唄コンサートも行われ、歌唄いの川口京子さんが、全国各地の子守唄を歌って紹介した。
西舘さんは、「子守唄は、時に日常の悲哀や愚痴を、思い出の中で聞いた唄や心情を人知れず吐露することで歌う者の心を鎮め優しさを取り戻す役割を果たす」と話していた。
実行委員会では、年に1回このような企画をして子守唄を地域に広めていきたい竏窒ニしている。