伊澤修二先生記念音楽祭へ
芸大生が高校生に合唱指導
24日に開かれる伊澤修二先生記念音楽祭を前に、高遠高校の生徒らが14日、東京芸術大学の学生から合唱の指導を受けた。
高遠高校や辰野高校の合唱部員ら約20人が集まり、東京芸術大学音楽部の大学院で指揮を学ぶ田中祐子さんから指導を受けた。
「伊澤修二先生記念音楽祭」は、高遠町出身の伊澤修二をたたえようと始まった。
伊澤修二が初代学長を務めた東京芸術大学の学生も学生オーケストラとして演奏を披露していて、一般市民などでつくる合唱団との合同演奏も行っている。
高遠高校の生徒は毎年この合唱に参加して、現在、音楽祭に向け練習を重ねている。
この日の指導で田中さんは、今回の合唱曲が十字架に張り付けられたキリストを見た聖母マリアの悲しみを歌ったものであることを説明した。
田中さんは、「合唱祭では若いみなさんが一番の戦力となると思うので頑張ってください」などと話していた。
音楽祭では地元の小中学生なども演奏する。
第23回伊澤修二先生記念音楽祭は、24日に伊那市の県伊那文化会館などで開かれる。