釈迦内柩唄公演
千回を目指して全国各地で公演している東京の劇団「希望舞台」による「釈迦内柩唄」の公演が15日、伊那市のいなっせで行われた。
伊那公演は、市民でつくる実行委員会が中心となって実現したもので、昼の部、夜の部と2回の公演が行われた。
釈迦内柩唄は、戦後の時代、秋田県の火葬場の娘として生きるふじ子の物語。
戦争に行って帰って来ない兄、家業を嫌い家を出た姉に代わり、ふじ子は火葬場を継いだ。
回想シーンでは、追われてきた朝鮮人を囲み、家族で過ごしたひと時のことを思い出す。
ふじ子は、世間からは忌み嫌われる家業を継ぎながらも、人の死に携わる中で、さまざまなことを感じていく。