伊那市の近藤廉治さん 本寄贈
伊那市美篶の近藤廉治さんは21日、美篶きらめき館の図書室設置1周年を記念して、絵本など591冊を伊那市に寄贈した。
近藤さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した。
近藤さんは、伊那市に公共図書館がなかった20年以上前から、子供たちに多くの本を読んでもらおうと、美篶の地域文庫「芽と実文庫」にも多くの本を寄贈してきた。
その後、南箕輪村の南信病院の院長を務めるかたわら、公共図書館の建設運動にも携わり、現在は、図書館を守り・育てる「図書館大好きの会」の会長をしている。
今回贈られた本は、子供からお年寄りまで世代をつなぐものとして昔話を中心とした絵本が272冊、紙芝居が97冊、児童用図書が157冊、一般用図書が65冊の合計591冊で、金額にすると約98万7千円。
近藤さんは「読書は、物語をイメージする力、考える力を養える。たくさんの子供に本に親しんでもらいたい」と話していた。
本は、美篶きらめき館の図書室に置かれることになっている。これからコート材を貼る装備作業や書棚に並べる配架作業をして、11月7日の美篶公民館文化祭でお披露目されることになっている。