オリオン座流星群観察会
上伊那の小中学生でつくるガリレオ天文クラブは21日夜、オリオン座流星群の観察会を開いた。
伊那市のますみヶ丘公民館に、天文クラブの会員やその保護者ら60人ほどが集まった。
オリオン座流星群は、毎年この時期、1週間程度見られるもので、この日は期間中最も活動が活発となる極大日だった。
参加者は、防寒具を身に付け、地面に寝転がって星を観察した。
観察を始めた午後9時15分頃は、オリオン座が上がってくる東の空は曇っていたが、午後9時40分には晴れ渡った。
観察を行った45分間で、8個の流れ星が確認できた。
主催した伊那天文ボランティアサークルすばる星の会代表の野口輝雄さんによると、流れ星とは、ハレー彗星などが通ったあとに残るごみが、地球の軌道に入り、大気圏で燃えるもので、地上140キロメートルほどで光り、地上40キロメートルほどで消滅するという。
地球の近くで燃えるため、米粒ほどのごみでも明るい光を発するという。
次は、11月中旬に、しし座流星群が見られるということで、ピークには1時間に500個ほどが観察できそうだという。