伊澤修二記念記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える、伊澤修二記念音楽祭が25日、伊那市内で開かれた。
第二部の伊那文化会館には、およそ600人が集まった。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で23回目を迎えた。
現在交流は音楽祭にとどまらず、学生による市内中高生への吹奏楽指導なども行われている。
音楽祭では、東京芸大の教授で、音楽コンクールの国際大会での優勝経験を持つ、迫昭嘉さんが指揮をしながらピアノを弾くという妙技を見せる場面もあった。
また、音楽祭のために結成された地元合唱団が、学生オーケストラと共演し、会場を訪れた人たちを魅了していた。
演奏を聞いたある人は「伊澤修二先生がきっかけで、地元でこんなに良い演奏が聴けるということはとても素晴らしい事だと思う」と話していた。
25日は、市内の中学校や高校で藝大生による吹奏楽の指導が行われる予定。