清水氏宮田村長選当選から一夜明けて
宮田村長選に無投票で初当選した清水靖夫氏(64)=大田切区=は喜びから一夜明けた20日朝、本紙のインタビューに答えた。自治体の貯金にあたる基金の余裕がないなど、村財政はひっ迫。村政の硬直化が進むなかで、住民の自主的な取り組みは欠かせない。改めて抱負を聞いてみた。<br> ‐短い選挙戦となったが、今の心境は<br> 村民が一体となり、民間の私に期待してくれた。責任の重大さはひしひしと感じる。<br> ‐住民が村長に期待するものとは<br> 話しを聞いてもらえるという期待感はあると思う。そんな村民の想いをひろいあげ、政策に移していきたい。<br> ‐開きが指摘される住民と村職員の意識をどのように考える<br> 机上でビジョンを描くだけでなく、外から一度行政を見直してみる。民間は不況で相当厳しいが、村の職員も危機意識を持つだけで何かが変わるように思う。人事交流や評価制度も一つの方法だ。<br> ‐住民の行政参加を進める方策は<br> みんなが寄り合うコミュニティの場を増やすことが大切。今も村の地域づくり支援事業を活用して、区を中心に活発な動きが出始めているが、そんな地域の活動を伸ばす。自立するには受益者負担という考え方が基本になる。住民と行政が議論しあえる機会をこまめに設け、協力できる環境を整備したい。<br> ‐村財政だけでなく、村内経済も厳しいが<br> 公共事業や村の物品を購入するにしても、まず村内の地元企業のことを考える。それには各企業の努力も必要。協力しながら互いにレベルアップを図る。