高校生セーフティーサミット
高校生が犯罪にあわないようにするにはどうすればよいか考える、高校生セーフティーサミットが27日夜、伊那警察署で開かれた。
高校生セーフティーサミットは街頭犯罪抑止強化月間にあわせて、伊那警察署などが開いた。
この日は上伊那の高校生や教員ら約20人が出席し、心配事やメールによる被害、いじめ問題などについて意見を交わした。
高校生からは、「通学路で人家や電灯がなく、帰りが遅くなると怖いところがある」「携帯電話に身に覚えのないお金を振り込むようメールがきた」などの事例が出されていた。
また、いじめについて「問題が表面化しない場合が多いので、クラスや学年単位で問題意識を持ち、解決するべき」との意見が出されていた。
伊那警察署管内で高校生が被害にあう犯罪としては、自転車盗が多く、9月末現在で121件発生している。
サミットでは「防犯意識を高め、いじめや犯罪のない学校生活を送っていく」とするサミット宣言があり、生徒らは、「安心して生活できる地域実現のため、自らも努力する」と誓っていた。