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高遠高校と長野大学が協定締結

高遠高校と長野大学が協定締結

 伊那市の高遠高校と、上田市の長野大学が、相互交流と教育内容の充実を図るための高大交流に関する協定を締結した。 
 伊那市役所で29日、調印式が行われた。
 式では、高遠高校の丸山富永校長と、長野大学の嶋田力夫学長が、調印書を取り交わした。
 高遠高校は福祉コースがあることなどから、平成19年に長野大学社会福祉学部と協定を締結した。
 この協定により、高遠高校では、生徒の学習環境が向上したほか、教師も指導技術を磨くことができたという。
 また、社会福祉学部への指定校推薦枠を利用して、ほぼ毎年、生徒が長野大学に進学している。
 さらに交流を深めようと今回、高遠高校が申し入れ、学部だけでなく大学全体と協定を締結することになった。
 調印式の中で、長野大学の嶋田力夫学長は「県内の高校生の8割以上が、県外の大学に進学してしまう。地域を担う人材育成を進めるためにも、ユニークな高校作りをしている高遠高校との連携は意義深い」とあいさつした。
 また、高遠高校の丸山富永校長は、「優秀でたくましい人材育成にむけ、ともに手を携えて進むことができることをうれしく思う」とあいさつした。
 今回の協定締結で、これまで指定校推薦枠は社会福祉学部に2人だったのを、長野大学にある3つの学部全てに3人ずつと定員が拡大されたほか、長野大学の大学祭に高校生を招待するなど、さまざまな交流を行なう予定。

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