伊那市行政改革審議会
伊那市の行政運営を第三者の目で評価する、伊那市行政改革審議会が29日、市役所で開かれた。
伊那市行政改革審議会は、市議会議員や有識者、各種団体の代表など13人で組織されている。
市ではこれまで、市の職員が行政評価を行っていたが、客観性や透明性の高い評価を行うため、本年度から外部の審議会が評価することになった。
審議会では市が実施している12事業の評価を検討し、この日は、そのまとめが行われた。
12事業のうち5つは現状維持、そのほかは、事業内容や事業主体を見直すべきとの意見が出された。
そのうち、「米の道・権兵衛峠を歩こう」については、地域の歴史文化を知ってもらう良い機会で事業は継続するべきだが、事業主体を民間へ移管していくべき竏窒ニの意見が出された。
また、長谷農産物加工施設については、コスト削減などに努力し、独立採算制とし、民間経営で行っていくべき竏窒ニしている
審議会では、「本当に必要な事業を縮小してしまう可能性もある」など外部が評価を行う難しさについて指摘する声も多く出されたが、初年度としては、活発な意見交換が行われ、概ね相応しい評価を出せたのではないか竏窒ニしている。
審議会は、この日まとめられた伊那市の事業評価について、11月中旬までには小坂樫男市長に報告したいとしている。