オリンパス藤原政治さん信州の名工に
平成21年度の長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工」にオリンパス伊那工場の旋盤工藤原政治さんが選ばれた。
伊那市富県新山の藤原さんは、昭和53年4月に高遠高校を卒業後、近所の人に薦められ長谷工機に入社。その後信濃オリンパスを経て、平成5年からオリンパス伊那工場に勤務している。
30年余りに渡り旋盤工として働き、今は、伊那工場の中でも新製品の試作や一品もの、特注品などを担当する部署の課長を務めている。
医療器具の部品や顕微鏡のパーツなどが主な加工品で1000分の2ミリの正確さが求められる。
今では、課長としてグループをまとめる藤原さん。休日返上で、後輩たちの指導にあたることもあるという。
「世界に通用するため、日本人のものづくりへの想いが試される」と藤原さんは話していた。