長谷小で孝行猿の日
長谷に伝わる親子猿の物語について学ぶ「孝行猿の日」が5日、伊那市の長谷小学校で開かれた。
3年生15人が、この日に向けて練習してきた孝行猿の劇を児童や祖父母の前で披露した。
「孝行猿の日」は、長谷に伝わる民話を次の世代へ伝えていこうと、祖父母参観に合わせて行われている。
物語では、猟師が一匹の母猿を打ち殺し、家に持ち帰る。その夜、母親を失い、悲しんだ子猿たちが猟師の家に忍び込み、母親の体をさすって生きかえらせようとする。それを見た猟師は深く反省し、母猿の墓を造り、弔ったという話。
子どもたちのかわいらしい演技に、会場からはおひねりが飛んでいた。