秋の叙勲
旭日双光章 伊那市 萩原俊さん(75)
伊那市山寺在住の萩原俊さんは、保健衛生功労で旭日双光章を受章した。
萩原さんは、昭和9年生まれの75歳。
小学校3年の時、緑内障を患い失明。松本盲学校在学中に、あんまやはり、灸などの国家資格を取得し、昭和33年に伊那市に治療院を開業した。
昭和49年から、県はり灸マッサージ師会会長などの役職を30年あまり務め、法人化や事務所の建設など会の発展に尽力してきた。
現在も現役として治療にあたっている。
「叙勲には合わない感じはしたが、今までのご褒美としていただけるということで、嬉しくいただくことにした」と萩原さん。
仕事について「目が悪いからこの仕事しかないかなと入ったが、実際にやってみると、とても素晴らしい仕事。お客さんたちが、治ったとか、気持ちよかったとかいろいろ喜んでくださる。やっぱりこの仕事でよかったなと思っているし、素晴らしい仕事だと思っている」と話していた。