ふるさとの文化継承を考える
「ふるさと講座」
ふるさとの文化継承を考える「ふるさと講座」が8日、伊那市のいなっせで開かれた。
ふるさと講座は、長野県シニア大学のOB有志でつくる「ふるさとを学ぶ会」が開いた。
伊那市古文書研究会の久保村覚人会長が基調講演し、伊那市荒井区内の萱の子供神楽の再興に関わった話をした。
子供神楽は、二十数年前まで駒ケ岳神社里宮で毎年踊られていた。
2年前、途絶えていた神楽を当時の伊那小学校6年生が復活させた。
久保村さんはこのとき、神楽の歴史などを子どもたちに話したという。
しかし、復活した子供神楽は、子どもたちが中学に進学したことで、今また途絶えている。
久保村さんは、「小さいときに習った舞は、おそらく忘れない。子どもたちに呼びかければ復活できると思う」と話し、地域文化の継承を呼び掛けていた。