高遠町歴博収蔵庫安全祈願祭
今年度末完成を予定している伊那市高遠町歴史博物館の収蔵庫の工事の無事を祈る、安全祈願祭が、11日行われた。
11日は、新しい収蔵庫が建設される歴史博物館の南側で安全祈願祭が行われ、伊那市や工事関係者が工事の安全を祈願した。
新しい収蔵庫は、歴史博物館南に、隣接する形で建設される。
総工費は、約4,300万円で、ほとんどに過疎債があてられる。
H8年に開館した博物館には、現在、千点を超える資料が保管され手狭となっていた。
新しい収蔵庫は、鉄筋コンクリートの平屋建てで、延べ床面積は164平方メートル、温度と湿度が調整しやすいよう、壁は木を使った二重構造にする。
小坂樫男市長は、「新しい収蔵庫の建設は、合併当時からの懸案事項だった。立派に完成する事を願いたい」と挨拶した。
完成は、来年の3月を予定していて、江戸時代を中心とした民族資料や高遠藩の絵図などが納められる。