オスマン・サンコンさん講演会
元ギニア大使館の外交官でタレントや作家として活動しているオスマン・サンコンさんの講演会が14日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、発展途上にあるギニアを手助けしようと、今年夏に発足した、日本ギニアパートナーシップ協会長野県支部が主催した。
講演でサンコンさんは、祖国の思い出や、日本に来てさまざまな福祉活動から学んだ物や命の大切さ、尊さについて話をした。
サンコンさんは、高校生の頃「足に大けがを負い障害が残ったため、サッカー選手になる夢をあきらめ、一生懸命勉強し外交官になった」と話し、どんなに不自由でも頑張って生きる前向きな姿勢が大切と振り返っていた。
また、ホームヘルパーの資格を6年前に取得し、老人ホームなどを慰問。「お年寄りと触れ合うことで、祖国の父や母のことを思い出し、逆に自分が慰められる」と話していた。
また、ギニアと日本の関係については、「日本の持っている農業や産業の技術を学び、ギニアにある金やレアメタルなどの資源を生かし、一緒に発展出来たら」と話していた。
長野県支部では、21日に伊那市のJA上伊那本所でチャリティーを開く計画で、衣類や文具の寄付を呼びかている。