伊那市と新宿区連携の環境保全事業
本年度実施分が終了
伊那市と新宿区が連携して行っている環境保全事業の長谷地区市有林での今年度実施分が終了し24日、現地視察会が行われた。
伊那市と新宿区は二酸化炭素の吸収量増加を目的に、平成20年2月に地球環境保全協定を結んでいる。
この日は、長谷地区市有林で新宿区が委託している長野県林業コンサルタント協会の職員による説明があり、二酸化炭素吸収量調査の報告などがあった。
本年度の事業では、長谷溝口の約30ヘクタールの市有林でカラマツやアカマツなどを間伐したほか、作業道を開設し道幅を広げた。
この事業は5年計画で行われ毎年30ヘクタールで間伐を行う。
間伐することにより増加した二酸化炭素吸収量で、新宿区内の排出量を相殺する。
新宿区では、伊那市の30ヘクタールの間伐で123tの二酸化炭素の吸収量の増を見込んでいる。
新宿区では今後、二酸化炭素を削減した量を認定するCO2認証の取得を目指していて、二酸化炭素削減に向けた取り組みにはづみをつけたい考えだ。