10月の求人倍率0.38倍
ハローワーク伊那は27日、10月の上伊那の月間有効求人倍率が0.38倍だったと発表した。7月から4カ月連続で増加したが、倒産など企業側の原因による離職者が増加していて雇用情勢は依然として厳しい状況にある。
10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.38倍で、9月の0.37倍より0.01ポイント上昇した。
しかし、10月も県平均の0.43倍を下回っていて、県内では上田の0.33倍に次いで2番目に低い地域となっている。
新規求人数は790人で、9月に比べ4.5パーセント増加しているが、前年同時期に比べ25パーセントの減となっている。
一方、新規求職者数は965人で、2カ月連続で900人台となっている。
10月は、事業所の閉鎖による100人規模の人員整理があり、事業主の都合による離職者は288人となつている。
上伊那地域の雇用情勢は、4カ月連続して増加したものの、依然として0.3倍台と低迷していて、厳しい状況が続いている。