大萱団地生ごみ処理機利用結果
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会は2日、伊那市が昨年12月から大型生ごみ処理機を設置し、生ごみの共同処理を行っているモデル地区を視察した。
市では、生ごみの減量化を進める一つの手段として、住宅が集中している地区での大型生ごみ処理機の導入を検討している。
その効果を検証するため、昨年12月から西箕輪の県営大萱団地に大型生ごみ処理機を設置し、利用状況などを調査してきた。
調査によると、11月末までに約2800キロの生ごみが持ち込まれ、たい肥化処理をした結果、最初の生ごみの量の5%、約130キロのたい肥に変えることができた。
たい肥は各家庭で活用されたという。
導入当初は月平均で200キロ程度しか持ち込みがなかったが、県営団地だけでなく、周辺の市営団地の住人にも利用を呼び掛けたところ、9月ころから利用が伸び始め、10月と11月は300キロまで持ち込まれる生ごみの量が増えた。
しかし、実際に利用している家庭は県営住宅で67軒中20軒程度、市営住宅で8軒程度にとどまっている。
そのため市では、今後も多くの家庭に利用を呼び掛けていきたい竏窒ニしている。