古田人形定期公演
箕輪町上古田伝統芸の古田人形芝居の定期公演が5日、箕輪町文化センターで行われた。
定期公演は、上古田に伝わる伝統芸能古田人形を多くの人達に見てもらおうと毎年12月に行われている。
会場には約400人が訪れ箕輪西小学校古田人形クラブや保存会による公演に見入っていた。
このうち箕輪中学校古田人形部は、浄瑠璃「生写 朝顔話 宿屋の段」を上演した。
箕輪中学校古田人形部は、1年生から3年生まで合わせて23人が保存会のメンバーから指導を受け日々稽古を重ねている。
古田人形部は、昭和54年に発足し今年で31年目になる。
今回上演した「生写朝顔話」は、目の見えない娘と武士の切ない恋物語。
生徒たちは人形を巧みに操り、気持ちを込めて上演していた。
また今年は、松本を拠点に全国各地で活動している「くすのき燕」さんが、人形をつかって一人芝居をし、会場を訪れた人達の笑いを誘っていた。
古田人形芝居保存会の柴登巳夫会長は「小学生と中学生による上演は素晴らしかった。これからも若い後継者の育成に力を入れていきたい」と話していた。