心肺停止の男性救助で感謝状
伊那市高遠町の北原あさ子さんと田中均さん
心肺停止状態となった男性に心臓マッサージを行い、命を救ったとして23日、伊那市高遠町の北原あさ子さんと田中均(ひとし)さんに感謝状が贈られた。
23日は高遠消防署で贈呈式があり、蟹沢昭二署長から2人に感謝状が手渡された。
北原さんは、特別養護老人ホームさくらの里の看護士で、救急救命講習を受けたことがあり、男性が倒れたとき心臓マッサージを行った。
また田中さんは自衛官で救急に連絡したのち北原さんと心臓マッサージを交代するなど迅速な措置をとった。
23日は命を救われた、伊那市高遠町の守屋武宣さんも式に出席し、北原さんと田中さん、また救急隊に「今こうしていられるのは皆さんのおかげです。」と感謝の気持ちを表していた。
守屋さんが倒れたのは、9月に高遠スポーツ公園で行われた、ナイターソフトの試合中だった。
心臓に病気をかかえる守屋さんが走塁していたところ突然倒れ、心肺停止状態になったという。
2人の救命措置により大事に至らず、今は病院を退院し日常生活に戻っている。
3人はナイターソフトの仲間でもあり、守屋さんは2人に感謝し、北原さんと田中さんは守屋さんの無事を喜んでいた。