箕輪町介護施設ゆとり荘見直し検討結果報告
箕輪町介護施設ゆとり荘見直し検討委員会の星野和美委員長らは6日、ゆとり荘で実施している通所介護(デイサービス)事業は継続、現在4床で運営する短期生活介護(ショートステイ)事業は「06年3月31日をもって廃止してもやむを得ない」とする検討結果を町社会福祉協議会の平沢豊満会長に報告した。平沢会長は、「結果を尊重して前向きに検討したい」とし、今後町社協で検討する。
05年の介護保険制度の見直し、町内における民間企業の参入などによる影響を考え、ゆとり荘の事業を根本的に見直し、今後の事業展開を検討するため7月末に委員会を設置。町社協理事や評議員、一般公募の11人を委員に委嘱し、3回の会議で検討を重ねた。
継続運営とするデイサービス事業は、改正介護保険の取り入れ可能な制度を生かした経営を求めた。ショートステイ事業の廃止理由は▽町内のショートステイは現在みのわ園16床だが、民間企業参入で06年4月から町全体で71床に増床し「ニーズに十分対応できる」▽緊急避難的、先駆的役割だったゆとり荘の4床は「その使命を果たし終えた」-。
ゆとり荘は92年4月、高齢者福祉施設として開所。00年から介護保険制度施行に伴いデイサービス事業とショートステイ事業をしている。