伊那市、南箕輪村で正月の成人式
正月成人式が、伊那市と南箕輪村で行なわれ、新成人が大人としての第一歩を踏み出した。
1日には、伊那市長谷地区成人式が行なわれ、対象者28人全員が出席した。
長谷公民館の伊藤智良館長は、「自然豊かな長谷の地に生まれ育ったことを誇りに思い、夢に向けて着実に歩みを進めてほしい」と激励した。
中学校時代の恩師、村松賢教諭は、当時の写真をスライドに映し、新成人との思い出を振り返った。
村松教諭は、「どこで暮らしていても、育った長谷に目を向け、感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。
新成人を代表して宮下瑛彦さんは「それぞれの道で、くじけることなく立ち向かって行けるよう努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。
高遠町地区
2日には高遠町地区成人式が行われ、今年成人を迎える64人のうち59人が出席した。
式の中では高遠太鼓による祝い太鼓が披露され、新成人の新たな門出を祝った。
原和男公民館長は「それぞれの個性を発揮して、高遠城址の桜のように綺麗な花を咲かせてほしい。自分の夢に向かって頑張ってください」と式辞を述べた。
新成人を代表して北原裕子さんは、「信頼される人間になれるよう、また郷土の発展に貢献できるよう頑張っていきたい」と成人を迎えるにあたり、抱負を話していた。
南箕輪村
3日には南箕輪村民センターで南箕輪村の成人式が行われ、今年成人を迎える195人のうち148人が出席した。
式の中で唐木一直村長は、「これからどこにいても、郷土愛を胸に、大人としての責任を持ち、精進してください」と激励した。
新成人を代表して有賀章訓さんが「不況の世の中ですが夢が叶わないわけではありません。時代に流されないよう、強い根っこを持ち、進んでいきます」と決意を語った。
また池上優希さんは、「20年間たくさんの人に支えられてきました。親やまわりの人たちへのありがとうの気持ちを忘れないようにします」と、これまでの感謝の気持ちを表していた。
新成人は大人としての自覚を胸に新たな一歩を踏み出していた。