伊那北高校の将来像考える
シンポジウム開催
伊那北高校の将来像について考えるシンポジウムが9日、同窓会館で開かれた。
会場には卒業生や保護者、地域住民ら約30人が集まった。
シンポジウムは、少子化が進み高校再編などが行われる中、どんな学校であるべきか、またどんな将来像を持つべきなのか考えようと、高校の職員らで作る伊那北ビジョン検討委員会が開いた。
シンポジウムでは全国に散らばっている大学生が伊那谷のあり方について考え行動するワークショップ「伊那谷デザイン会議」を発足させたことを発表した。
会議のメンバーは地元を離れたことで、伊那谷の良さがわかり、今後、地元をよくするための計画を考えていきたい竏窒ニしている。
また意見交換では伊那北卒業の社会人が、「若い人は常になぜという疑問を持つことが大切。物事に興味を持つことは、これから先の人生につながる」とアドバイスしていた。
また「いろいろな人に会い自分が知らない話を聞いたり、自分はこうありたいという考えを持ち、現実とのギャップをどう埋めるかを考えてもらいたい。また情報に振り回されず、しっかり物事を見る目を養ってもらいたい」などと呼びかけていた。
ほかに卒業生で伊那市長谷の国保美和診療所の医師、岡部竜吾さんは、「指導者は常に強く、魅力的でなければならない。3年制の教育で行き届いた教育が本当にできるのか」などと問題を提起した。