羽広の獅子舞 仲仙寺で披露
伊那市西箕輪の羽広区で17日、400年近い歴史を持つ「羽広の獅子舞」が行われた。
午前7時から、地区の住民でつくる保存会のメンバーが、仲仙寺で舞を披露した。
羽広の獅子舞は、約400年の歴史を持つ羽広区の小正月の伝統行事。
口を閉じた雄獅子と口を開いた雌獅子が舞い合わせるのが特徴で、2頭が一緒に舞うのは全国的にも珍しいと言われている。
舞には、悪魔を打ち払う「剣の舞」、五穀豊穣を願う「豊穣の舞」、子孫繁栄を祈る「子宝の舞」など5つがあり、二頭の獅子が息を合わせながら順々に舞っていた。
保存会の白鳥秀明会長は、「若い世代に伝え、この伝統を受け継いでいきたい」と話していた。
舞合わせの後、雄獅子、雌獅子に分かれ、区内の各家庭を回った。