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ブラジル人学校 テレビ電話で授業

指導者不足に対応

ブラジル人学校 テレビ電話で授業

 伊那市西春近のブラジル人学校コレージョ・デザフィーオでは、テレビ電話を使った授業を始めた。 
 19日は、ブラジルに住む指導者、ヤマモトクリスティーナさんとインターネット回線を結び、子ども達が授業を受けた。
 この学校では最盛期には、15人の指導者がいたが、現在は、学校長を含め3人しかいない。指導者を多く雇う賃金を確保するのが難しいことや、不況の影響で、多くのブラジル人が帰国し、指導者が根本的に不足しているためだ。
 ブラジル人学校では、苦肉の策としてインターネットを活用した授業を始めた。
 19日は、理科の授業が行われ、地球温暖化や、エコロジーについて生徒らが学んだ。
 生徒たちは、ヤマモトさんの問いかけに、テレビを通じて答えていた。
 コレージョ・デザフィーオでは、ヤマモトさんのほか、ブラジル在住の3人の指導者を雇い、今後、テレビ電話での授業を毎日行う。
 子ども達は「新しいスタイルの授業でおもしろい」「専門の先生に習うことが出来てわかりやすい」などと話しているが、数学など、理解するのに記述を多く必要とする課目については不安もあるようだ。
 コレージョ・デザフィーオの飯島ヨシムネ校長は、「子ども達のため、出来る限りの事をしたい」と話していた。

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