寒仕込みピーク
伊那市の宮島酒店
伊那市の宮島酒店では、寒さを利用してつくる寒仕込みの作業がピークを迎えている。
伊那市の宮島酒店では、毎年、一升瓶およそ6万本の酒を作っている。
現在は、20種類の酒の仕込み作業が行われている。
19日は、麹の温度を均一にする積み替え作業や、中に入っている米や麹(こうじ)をかき回して均一にする櫂(かい)入れと呼ばれる作業が行われていた。
寒込みは、その土地の寒さを利用して仕込むもので、酒の香りが良く味がじっくりでるという。
宮島酒店では現在仕込んでいる酒のうち、2月4日の立春の日に、立春朝絞りを販売する。
これは、当日出来た物をその日に届ける、おめでたい酒で今年は5千本を予定していて、今年も例年並みによい出来だという。
宮島酒店ではこれから大吟醸の仕込みが本格化し、酒造りの作業は3月いっぱいまで行われる。