高校生対象の就職面接会
この春卒業を迎える高校生を対象にした就職面接会が28日、県下で初めて伊那市のいなっせで開かれた。
就職面接会は、ハローワーク伊那と伊那職業安定協会が、県下で始めて開いたもの。
この日は、上伊那を中心に6校から15人が参加した。
ハローワーク伊那などが管内の400社ほどに呼びかけたところ、幅広い業種から、15社が集まった。
上伊那では、主力となる製造業で求人が多かったため、高校生の求人倍率も県下で高い水準を保っていた。
しかし、景気の低迷で、求人数が、前年の6割近くに落ち込んでいる。
高校生が就職せず進学に切り替えた事などから、去年12月末現在の就職内定率は89.3%と、前の年の同じ時期に比べて3.7%のマイナスまで持ち直してきている。
しかし、就職を希望していても現時点で、まだ就職が決まらない高校生を支援しようと今回の面接会は開かれた。
会場では制服やスーツ姿の高校生が、企業の人事担当者から、企業の概要などの説明を受けていた。
ハローワーク伊那では、面接会などを通して、就職を希望する全ての高校生の内定につなげたいと話している。