求人倍率10カ月ぶり0.4倍台
12月末現在のハローワーク伊那管内
12月の上伊那の月間有効求人倍率は0.44倍で、6カ月連続で上昇し、昨年2月以来10カ月ぶりに0.4倍台に回復した。
12月の月間有効求人倍率は0.44倍で、11月の0.39倍より0.05ポイント上昇した。
上田、佐久、須坂、諏訪に次いで5番目に低い水準ながら県平均の0.46倍に近づいた。
新規求人数は728人で、11月に比べ8.5パーセントの増となり、2カ月ぶりに700人台に回復した。
ただ求人の中身は、先行きの不透明感からか、臨時や短期採用が多く、全数に占める正社員の割合は34パーセントに留まっている。
一方新規求職者は746人で、18カ月ぶりに対前年比で減少した。
12月の事業主の都合による離職者数は142人で、前年同期に比べ54.9パーセント減少した。
ハローワーク伊那では、依然として厳しい状況に変わりはないが、明るい兆しも見えるとしていて、求人倍率は今後も緩やかながら上昇していくものと予測している。