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伊那北理数科課題研究発表会

伊那北理数科課題研究発表会

 伊那北高校理数科の2年生は30日、1年間の研究成果を発表した。 
 課題研究発表会は、理数科の2年生が毎年行っている。
 この日は、理科や数学の分野から関心のある課題を見つけ出し、1年間かけて研究してきた結果を発表した。
 発表したのは8グループ40人で、テーマは新聞紙による強度実験や、小惑星の発見、炎色反応などだった。
 このうち、手作りの小型ロケットの制作を通して物理の研究をしたグループは、まっすぐ飛ばすために試行錯誤を繰り返した結果、ロケットの「重心」と、空気の流れによる圧力が働く「圧力中心」の2つの点が、ロケットの軌道に深く関係していることが学習できたと発表した。
 また、数学について研究したグループは、コンピューターが普及していなかったころ、大きな数字の掛け算や指数の計算が簡単にできる方法として作られた「対数」の歴史や活用方法について発表した。
 生徒たちは、4月から放課後や夏休みなどを使って研究をしてきたということで、2年生担任の池上博教諭は、「テーマを見つけて研究方法を考え、検証するという科学的学習ができたと思う」と話していた。

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