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マツタケ名人の藤原さん講演会

マツタケ名人の藤原さん講演会

 伊那市の富県ふるさと館で6日、ふるさと講座が開かれ、マツタケ名人の藤原儀兵衛さんが講演した。
 会場には県内外から約100人が集まった。
 藤原さんは、伊那市新山在住で、地元の高烏谷山で山林を整備しながら、人工栽培が難しいといわれるマツタケの増産をしている。
 この日は「山と私とマツタケ」と題し、マツタケの栽培について講演した。
 藤原さんによると、マツタケは地面の温度が15度から19度になると地表に出てくるということで、上伊那地域はその温度が長く保たれる、マツタケの生育に適した地域だという。
 また、去年マツタケが不作だったことについて「去年は9月に25度以上の夏日が2日あり、マツタケの菌が死んでしまった。28度以上でないと鳴かないと言われるミンミンゼミが、9月に鳴いていたらその年は不作」と説明していた。
 藤原さんは「マツタケは風通しのいい痩せた山に出る。きちんと山の手入れをすれば、マツタケは嫌でも出てくる」と話し、訪れた人たちの興味を引いていた。

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