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【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)

【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)

幕末から明治時代にかけて、
約30年にわたり伊那谷を放浪し、1700余りの俳句を残した漂泊の俳人、井上井月。

井上井月顕彰会一行がバスで長岡へ

【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)

井月とその俳句を多くの人に知ってもらおうと活動している井上井月顕彰会。
10日に会のメンバー約30人はバスで4時間ほどかけ、井月が生まれ育ったとされている新潟県長岡を訪れた。

稲川館長が井月について解説

【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)

長岡に着いたメンバーは、まず、地元の河井継之助記念館を訪ねた。
記念館の館長、稲川明雄さんは地域の歴史や文化に詳しく、井月についても研究している。
稲川館長は、「井月の出身地は越後長岡で長岡藩の武士だったとされている。
しかし長岡からは、その確証をつかむだけの資料はまだ出ていない」と話していた。

金峯神社に井月の句碑が建立されている

【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)

顕彰会のメンバーは、稲川館長から井月に関連のある場所の案内を受けた。
そのうちの一つ、金峯神社には、
この神社で俳句の会を定期的に開く長岡俳句会が碑を建立している。
この碑には井月の俳句「行暮し越路やほだの遠明かり」の文字が刻まれている。
稲川館長は、この句が選ばれた理由について「越後を詠んだ句であることと井月は越後の人だという思いが、こめられている。」と話している。
顕彰会のメンバーは、時の経つのも忘れ井月ゆかりの地を熱心に視察していた。

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