【カメラリポート】緑のさなぎから出てきたものは・・
建石さんは、1月に安曇野市に出かけた際、緑色のさなぎを見つけた。
これまで本などで緑色のさなぎを見たことはあったが実際に見つけたのは初めてだったという。
建石さんは、どんなチョウが出てくるか観察しようと自宅に持ち帰りプラスチックケースに入れ羽化を待っていた。
アゲハチョウのサナギの中から出てきたのは、アゲハヒメバチだった。
アゲハヒメバチはヒメバチ科に属する体長およそ16ミリの蜂で
日本全土に分布している。
この蜂は名前にあるように、アゲハチョウなどの幼虫に寄生して育つ。
アゲハヒメバチは幼虫がさなぎになってからさなぎの中を全て食べつくす。
その後直径5ミリほどの穴をあけ飛び立っていく。
建石さんは、このアゲハヒメバチとの出会いもなにかの縁と話し、観察を続けていくという。