箕輪町に(株)ヌイテック進出
リズム時計工業の空き工場に
箕輪町木下にあるリズム時計工業の空き工場に新たに東京の株式会社ヌイテックが入り生産稼働を始めることになった。
ヌイテックは東京に本社を置き、自動車シート用縫製部品の製造販売を行っている。
ヌイテックは東証一部上場の自動車メーカーの100%出資子会社で、主な取引先が愛知県と東京都にあることから、その中間地点にあたる長野県で生産拠点を探していた。
そんななか去年3月にリズム時計が工場を閉鎖し、立地条件や労働力の確保が見込めることなどから町の仲介により空き工場を活用することを決めた。
現在は3月からの本格稼働を目指し従業員の訓練が行われている。
町で事業を始めるにあたり、24日、地域交流センターで記者会見が開かれ、松下和好社長が「箕輪町に来てみると環境がいいと感じる。皆さんの協力を頂いて工場進出にこぎ付ける事が出来た。今後も宜しくお願いします。」とあいさつした。
リズム時計の大川康寛社長は「工場の解体を予定していたが、建物は存続できることになった。町には大変お世話になった。」と話した。
ヌイテックは今年秋頃までに100人ほどの従業員を確保し、初年度の売り上げは2億円を見込んでいる。