自殺予防を呼びかけ
自殺予防を呼びかける街頭啓発が1日、伊那市内の大型店で行われた。
街頭啓発は、国の定める「自殺対策強化月間」に合わせて実施。伊那保健福祉事務所の職員が、店を訪れる買い物客に「うつ病の自己チェックシート」などが印刷されたティシュを配った。
長野県内では、平成10年から自殺者数が毎年500人を超え深刻な状況が続いている。
県によると、自殺する人のうち75パーセントが精神疾患を抱えていて、そのうち半数がうつ病だという。
精神疾患の症状の一つとして睡眠障害があることから、職員らは、家庭や職場でよく眠れたかどうか、声をかけあい、互いに確認することが必要と呼びかけていた。
伊那保健福祉事務所では、「不安や悩みがある場合には気軽に相談してほしい」と話していた。